第32回収蔵品展 屋根に咲く華(はな)―瓦の歴史

平成18年7月22日(土)―8月27日(日)

市民芸術祭のロゴ

展示構成

軒丸瓦 平安時代 薬師寺出土
軒丸瓦 平安時代 薬師寺出土

軒丸瓦 鎌倉時代 唐招提寺出土
軒丸瓦 鎌倉時代 唐招提寺出土

軒平瓦 奈良時代 薬師寺出土
軒平瓦 奈良時代 薬師寺出土

軒平瓦 鎌倉時代 東大寺出土
軒平瓦 鎌倉時代 東大寺出土

 瓦が、いつ、どこで発明されたのか定かではありません。ただ、出土した瓦からみると、世界最古の瓦は今のところ中国で、約三千年前の西周(せいしゅう)時代に遡ります。
 当時の瓦は、今でいう平瓦の形をしたものでした。
 春秋戦国時代には、丸瓦がつくられ、平瓦と組み合わせて屋根に葺かれるようになります。
 まもなく丸瓦の先端をふさいで、そこに紋様がつけられるようになります。これを瓦(が)当(とう)といいます。最初の瓦当は半円形でした。秦(しん)から漢の時代には、瓦当は円形になり、こんにちの軒丸瓦のもとが生まれました。
 古代の朝鮮半島では、漢の武帝の設置した楽浪郡(らくろうぐん)で瓦が使われました。この地に国を興した高句麗(こうくり)では、漢時代の瓦の影響を受けた瓦がつくられました。やがて、南の百済(くだら)や新羅(しらぎ)でも瓦がつくられるようになります。
 
 日本で初めて瓦が葺(ふ)かれるようになったのは、今から約千四百年前、大和の飛鳥寺の造営時に、朝鮮の百済から、寺院建築の技術とともに、瓦つくりの技術が伝えられたことによります。
 奈良市の元興寺極楽坊(がんごうじごくらくぼう)には、当時の瓦が今でも屋根瓦として使用されています。風雪に耐えた、その瓦つくりの技術の高さを知ることができます。
 
 屋根瓦は、建築材の一部として、建物を雨や風から守る大切な役割をもっていました。規格品という制限の中で、改良を加え、機能を充実させながら、かたちや紋様に、作られたそれぞれの時代をも反映してきました。
 この展示では、大和の出土瓦を中心として、尾張をはじめ全国各地の瓦で展示を構成し、日本の瓦の歴史をわかりやすく紹介します。

展示構成

 

会期 平成18年7月22日(土)―8月27日(日)
休館日 毎月曜日と第4火曜日
観覧料 無料
展示説明会 7月23日(日)  午後2時から 先着120名
 1階展示説明室にて 講師:当館学芸員  聴講無料

 
 
*
名古屋市博物館のオフィシャルホームページは、名古屋市博物館によって管理・運営されています。
本ページの内容を無断で複製・改変等することは固くお断りいたします。
Copyright (C) 2000 Nagoya City Museum. All Rights Reserved.
Created by MMS-NET